たしかに良くなっていますが、レメディを取ってから何かを意識してやったこともないし、変わった!という自覚もありません…
セッション後はレメディを取ってもらうだけで、特別な指示やアドバイスはしないことがほとんどです。
明らかに「それ自体」が、病の原因と思われるものには言及することもありますが、そこに至るまでの過程を見るのがホメオパシーなので、「できるだけお控えください」とお話しすることもあります。
このご質問は、過去にあなたや周りの方が、運動を始めたとか禁煙したとか、それによって体調や精神面の改善を何かの形で経験し、因果関係が成立したことがあるので、そのような問いが生まれるのだと思います。
ホメオパスは再診の時には、その人の訴えの強度や頻度がどの程度になったのかを確認しています。また『治癒の法則』『病と健康の定義』をベースにしてその人の状況を判断しています。
〈その人をまるごと見る〉ので、心身の問題の変化だけではなく、環境や人間関係においてもどのように対応するようになったのか等、幅広く見ています。
レメディはその人が、向かうべき方向にスイッチを入れるだけです。どんな手段でどのように進むかはその人次第なのです。
あまり変わったという感じがしません。これって効いてるの?
1 回目で「変わらない」と感じる方もいらっしゃいます。
ですが、後からお話を聞てみると、変わらないのではなく変わったことに気が付いていなかった、症状ばかりに目が向いていて他の部分を見過ごしていたということが多くありす。
わかりやすいのは体に現れることですが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、人は困らなくなると記憶のはるか彼方に行ってしまうことがよくあります。
そのために2回目のセッションは必要です。
その方のレメディの感受性や、方向性、治癒のスピードなど様々なことを検証します。
また、回数を重ねている方の中には、山登りと同じように、ぐるっと一周上まで登っているのだけれど、スタートのちょうど真上に来てしまったために見える景色が同じ、すなわち「変わってない」と感じることもあります。
再度同じレメディで後押しするのか、変更するのかなどを考えていき、その方の健康度が更にあがるようサポートします。